Soliloquy

【 2002/10 】

* (10/)
* (10/6)
* Harvest festival (10/12)
* Recipe1 (10/22)
* (10/22)
* (10/30)

* 【 】

月がかわりました、十月です。近頃めっきり涼しくなったり、それでも妙に暑い日があったり、その余波で講義室にはまだ冷房が入っていたり、かと思えば図書館にはしっかり暖房が入っていたりとなかなか環境の変化が激しい今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。風邪などお召しになっていらっしゃいませんでしょうか。
私は、軽く鬱でございます。

鬱と言っても、医者にかかりに行けとかそういう類のではなく、夏休みが終わって、優良可不可失格がまんべんなく分布した成績表を受け取り単位計算をして新学期が始まる、その生活環境の変化に対応するのに通常運転時以上のエネルギーを使ってしまって調子でないなぁ、っていういわば「起動のショック」ってやつです。

「ああ、今回の休み予定していたことの半分もできなかったなぁ。」
という思いになられる方は、意外と結構いらっしゃるのではないでしょうか。私は毎回こんな調子です。大学生の夏休みほど大量の自由裁量の時間は人生でそうそうないはずなのですが、気が付けば終わっているという不思議、一体何をしていたんでしょう、私は。

そんなことはさておいて、何とかキャンパスライフに復帰しなくてはなりません。まず…
1.人口密度の高さに慣れなければならない。
いや、正直あの自転車の多さには困ってたりします。そして、あちこちで混雑するのにも。次に…
2.頭の回転数を元に戻さなくてはならない。
これからまた毎週実験レポートを書く日々です。とにかく手際の良さを取り戻さないと。いや、もとからそんなもん持ち合わせてないっていう話もありますが。そして何より…
3.体内時計をきちんとあわせなくてはならない。
これは非ッ常に難関です。例えば今私はJST+5くらいで回っています。ちょうど中国に行ったら早起き元気、っていうくらいのペースでしょうか、これをきちんと日本で生活するレベルに戻す。言うは易し、行うは難し。無理矢理治そうとしているせいで、しょっちゅう1日が2日になってます。せっかく戻ってきたと思っても、ちょっと油断したらすぐ、悪くすると今まで以上に遅れてしまいます。人間、遅れるのは簡単なのに、速く回すのは何でこんなに難しいんですかね?
ってことは、一周分遅らせれば…?

…今度やってみるか、レポートがてら。
…というより、やらざるを得ん状況になるんだろうな。

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* 2002/10/6 (日) 【 】

今は帰ることができなくても、大ッ嫌いで飛び出してきたところでも、人には「故郷」ってあるでしょ?皆さんの故郷は、どんな所なんでしょうか。

私の故郷は、田舎です。そうですね、京都大都市圏から見て激しく辺境、大津都市圏(?)から見てもまだ辺境、山の麓です。面積はダダ広いのに人口は9000人程度、主要産業は農業、林業、特産品はお茶、国土のほとんどが山林です。ついこの間路線バスが廃線になって、町営バスがそれ以上に張りきった路線と町民の基本的な移動パターンを完全に読み切った画期的なダイヤと町営ならではの料金で走り始めました。
その故郷で、町長選挙がありました。4期16年務めた前町長と前町議会議長との一騎打ち、無投票当選が続いていたので実に24年ぶりの町長選挙です。
さて問題。こんなのどかな辺境で候補者が二人も立ってしまうほどの政策論争点とは?

答え:「合併問題」
模範的な解答です。ちなみに前町長が合併反対派、前町議会議長が合併推進派です。
この合併というのが、周辺のいくつかの市町村を巻き込んだ結構大がかりなもので、実際に行われるとすると、例えば、山から平地にある町役場にはるばる出てくる感じだったのが、そこからさらに今の隣町にできるであろう市役所にはるばる出ていく感じになります。面積だけはやたら広い市の誕生です。
つまり、問題になるのは行政サービス。いくらスリム化と言っても、そこに辿り着くのが不便になってしまっては、ただ予算がちょっとかからないだけでそれには不釣り合いです。住民にも不公平が出ます。
ところが、もとから隣町に近く、経済的にもほとんど依存しているような地域、ちょうど町内を流れる川から西半分の地域にとっては、距離的にも特段不便になるという感じではありません。その上、経済効果と将来の発展が期待できます。本当に期待できるのかは非常に疑問符がつくのですが、それでも経済上の区画と行政上の区画が一致して「買い物ついでに市役所に手続き」とかいうことができて何となく便利です。
かくして町を二分した政策論争が起こります。表面的にはそんな感じです。裏にはもっと大人の事情があったらしいようなのですが、一町民としては、そんな大人の事情より、もっと純粋な観点から物事を判断するのが吉と言えるでしょう。

田舎の選挙は、組織選挙です。この地区はこっちの候補者に、あの地区はあっちの候補者に、というのがだいたい決まっています。問題は、こっちの地区とあっちの地区の人数がほとんど一緒である点。かくして、相手の地区から自分たちの方に何とか加わってくれそうなブロックへの運動が始まります。むろん、どちらの候補も町内をくまなく回るのですが。
そして、田舎の選挙は、誰が投票したか、投票しなかったか、なんてのはすぐにわかります。そして、こんなシビアな選挙で投票に行かなかったりしたら、わりと微妙な視線を浴びることになります。かくして、故郷から離れているものの住民票を移していない私などに、「投票しに帰ってこい」指令が届くことになります。

そんなわけで、投票しに帰ってきました、そして意味もなく家族と一緒に投票に行ったりしてみました。選挙2回目の私としては、候補選びに結構悩んでしまうのですが、他の人たちは、実に手慣れた様子、さすがです。むしろ私が食材一つ選ぶのにも異常に時間がかかるくらいに優柔不断なのが原因なんじゃ、という指摘は流させていただきます。明日の夕食と故郷の未来とでは重みが違うでしょう。実際のところ、行政区画がかわっても生活は何も変わらないという話はありますが。

選挙の結果は、下宿に戻ってから聞いたのですが、予想以上の大差で合併推進派候補の勝利でした。まあ、合併しないと補助金が減る、とか、国からの締め付けもありますし、いずれは合併しなきゃいけない雰囲気だったからかも知れません。16年ぶりに町長交代です、新しい町長の手腕や如何に。それにしても、16年といえば基本的に私が物心ついてからずーっと同じ町長だったということになります。「町長の挨拶」=「あの人の挨拶」、わりとネタは使いまわしでしたが、代わってしまうのには時代の流れを感じます。投票率は、田舎の選挙らしく80%以上でした。

投票が終わってしまえば、さっさと戻ってレポートの続きをすればいいのですが、ここで親父に誘われました。「コンサート聴きに来ないか?」そういう訳なので、隣町の町営ホールでコンサートです。何のコンサートかというと、テルミン。

皆さんは、「テルミン」という楽器をご存じですか?ロシアの物理学者、テルミン博士が開発した、もっとも基本的な電子楽器だそうです。おもむろに箱の前に立って、そこからつきだした2本のアンテナに手をかざして演奏する、実に個性的な楽器です。折しも冷戦の最中に開発されたので世界的には、というよりロシアでもすごくマイナーな楽器です。
今回のコンサートで演奏してくださったのは竹内正実さんという、ロシアに渡ってテルミン博士直系の弟子から演奏法を学んでいらっしゃった方です。日本のテルミン界の第一人者といってもいいでしょう。ちなみに、「竹内正実 テルミン」で検索すれば、簡単に公式webページにたどり着けます。

実に不思議な、そしてわりと溶けるようなコンサートでした。見ていても楽しかったですし、ロビーの方に(演奏用のものではありませんが)実際にテルミンがおいてあって、触れることができたのもいい感じでした。そうそう、テルミンは構造がわりと簡単ですから、回路図さえ手に入れば、実際に演奏会に使えるようなのは無理だとしても音の出るものは自作できるそうです。

そして、実のところ、わりとシュールでネタティックなコンサートでもありました。もちろんまじめなのもありましたが、協奏したのが、ピアノ、そして、鋸、リズムマシーン。
鋸と言っても、漫才でたたいてるあの日本の鋸ではなくて、西洋鋸を弓で弾くやつです。そうですね、その辺にちょっと興味がある若い人なら、「はじめにきよし」って言うグループのサキタハヂメさんのこともご存じかも知れません。ああいう鋸です。
リズムマシーンは、箱にハンドルがついていて、そのハンドルを回すと、ばちが動き、装着された木魚をたたく、という、実に奏者のリズム感覚が要求されるアナログなものです。ぽくっ、スカっ、ぽくっ、スカっ、っていう音の出る装置を、正装で、大まじめな顔をして演奏するあの雰囲気。「よく『明和電機』と間違えられる」と竹内さんはおっしゃいましたが、私はああいう雰囲気が大好きだったりします。「明和電機」というグループ(?)については、そのテの人でなくてもご存じな方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
竹内さんご本人もとても穏和な感じの方で、お話も楽しく、いい感じでした。舞台と観客席も近かったですし。そうそう、このホール、きちんとした舞台と階段状の椅子はあるのですが、今回のように小規模コンサートのときは、どっちも使わずにただ空間に椅子と台を並べただけで、かなり気楽な感じでの演奏が楽しめる仕様になっています。今回も、カーペットの上に座布団を敷いて座る、”床席”がありました。

そんなこんなで、故郷とその隣町を満喫した後、下宿に戻って参りました。目の前に、レポートが待ち構えておりました。…ああ。

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* 2002/10/12 (土) 【 Harvest festival 】

親戚から実家経由で新米が届きました。せっかくの新米なのでいつぞや言っていたように何かそこそこきちんとした料理をつくって楽しみたいと思います。そんな訳で、1人で収穫祭。

「魚料理が食べたい」と、私の中の何かが呼びかけました。確かに、焼き魚&ご飯、美味しそうです。しかし、うちには魚焼き器がありません。ではオーブントースターでホイル焼きでも。ホイル焼きなら、鮭? でも今回はあんまり鮭って気分じゃないな、白身魚の方が。
ってことで、今回はタラでホイル焼き。

ホイル焼きくらい、誰でも簡単に作っちゃうでしょうからレシピは省きます。要はいつもの通り、お魚、玉葱の薄切り、バター、レモン、塩胡椒。他に、ついでに焼いておきたいものも別のホイルに包みます。こういうのはジャガイモが定番なんですが、ある程度の大きさに切った人参を、何の味付けもせずに、本当に柔らかくなるまでホイル焼きにすると、結構甘くて美味しいですよ。
そして、肝心のご飯は、新米であることを考慮して、やや水少な目で焚きます。
…そうしたつもりなのですが、案の定わりと柔らかめの炊きあがりでした。

…美味しかったです。
いや、本当に、美味しかったです。一気に幸せな気分になりました。炊きたてご飯は、偉大です。
ご飯一つで幸せなんて、なんて単純な奴なんだとか言わないでくださいよ。こういうことで幸せになれるのも、結構大切なことです。

そういうわけで、皆さんも一度やってみてはいかがでしょうか、適当に理由を付けて、ちょっと頑張った料理&炊きたてご飯。

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* 2002/10/22 (火) 【 Recipe1 】

実験レポートの差し迫った提出期限と、臨界に達した逃避エネルギーで、謎の料理もラクラク開発。
…「手抜きグラタン」の開発が終了しました…

手抜きグラタン【てぬ−ぐらたん】
洗い物の量を極限まで減らす、家事の省力化を目的として開発されたグラタン。
通常、グラタンには材料の下準備、ホワイトソースの作成等に複数の鍋や耐熱皿などが必要であるが、本グラタンは材料の下準備からホワイトソースの作成、仕上げまでを一つの耐熱皿で行う。これにより、食後の洗い物の量が減り、家事の大幅な省力化、時短が可能となる。反面、本来作成時に攪拌が必要なホワイトソースを静置したまま作成するため小麦粉が沈殿し、上層と下層でソースの硬さに微妙な違いが出る、洗い物が耐熱皿だけになった分、耐熱皿の汚れ、焦げ付きが激しくなる等の欠点を持つ。

味は、まぁまぁ何とか、ってところでした。仕込んだ原料は普通のグラタンと全く変わらないのに、これだけ味の差が出るのは、なかなか不思議な感じです。試薬を入れる順番、反応条件、正確な操作、これらの意義が分かったような料理でした。
で、耐熱皿の焦げ付きが結構しつこくって、省力化ができたのかどうか結局よく分かりませんでした。

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* 2002/10/22 (火) 【 】

10月も下旬にさしかかり、気候も秋の深まりを感じさせ、 急な冷え込みもしばしば。 そんな冷え込みで風邪をひいてしまう方も多いことでしょう。私の様に。 風邪という物は地味に辛く、ひかない事に越したことは無いのですが、 ひいてしまったものは仕方がありません。 ここは、少しでも楽に過ごせる様に工夫していく事にしましょう。

まずは学校帰りのスーパーで必要な物を購入します。 しんどいからといってまっすぐ家に帰ると、欲しいのに無い物が多数発生してよけいしんどくなってしまいます。 とりあえず、冷凍うどん、野菜ジュース、牛乳、ココア、ポカリ、ラーメン5食パック(広告の品)、2ロール入りキッチンペーパー(広告の品)等を購入します。 そして帰宅。天候も関係してこの時点で体力は既に尽きかけです。

しかしここで先ほど購入したココアの登場です。「VAN HOUTEN ミルクココア」と、こだわりを見せたいけど面倒なのはどうも…という思惑が見え隠れする一品です。冷え切った体に暖かいココア。至福の一瞬です。「ていうか冷え切らすな」という真っ当なツッコミは拒否します。

暖まった所で布団に入りたいのですが、ここで忘れてはならないのが洗濯です。汗をかいたりして衣類の消費が激しくなるため、これはさぼれません。 という訳で洗濯して干します。 しかしこの辺で素でしんどくなってきたので、しばし寝ることにします。 普通に寝てもヒマなので、音楽などかけたりします。

しばらく寝たら次は夕食です。別にレトルトでも良いのですが、せっかくだから病人食っぽい物を。という事で「おかゆ」を作ります。うどんの存在は完全に忘れています。 湯を沸かし、ご飯を投入し、「ちょっと雑炊」を投入。 この時点でおかゆじゃなくて雑炊になりますが、定義が分からないので気にしない事にします。雑炊なんかすると洗い物が増えて後でしんどい、って事も気にしない事にします。

とりあえずこれだけやれば、病人気分を満喫できて良い感じです。 私に関して言えば、さらにネタピの文章まで書けたのでさらに良い感じです。

問題をあげるとすれば、おとなしく寝ていないために病状が悪化しつつある事ですね。

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* 2002/10/30 (水) 【 】

現実逃避という物は、大体2通りの始まり方をするのではないかと思います。一つ目は 「手を付ける気になれない」という時に何かを始めてしまうパターン、二つ目はちゃんとするべき事をこなしつつあるのに、 ちょっとしたきっかけで―――たとえば、トイレに立ったり、メールに応対した時に――― ふと目についた物を現実逃避のネタとしてしまう、というパターンです。 今日の私は後者でした。

今日は夕飯を食べた後、若干のネットサーフィン(死語)の後、珍しく勉強などしていたのですが、お湯を沸かしてお茶を淹れ、やかんを戻しに立ったとき「かんたんマイペット」が目に入ったのです。

気付いたときには目についた物が次々と拭かれていました。そしてターゲットとなったのがコンロ上の換気扇のカバーです。 強敵です。ただでさえ汚れが厳しくなりがちな物なのに、外し方が分からず2年半も放置されています。(因みに外し方は先月のテスト期間中に判明。) 取り外そうとするだけで手にべとつきが移る一品です。ある意味こちらも現実です。

さすが2年半積もった汚れ。汚れ落とし中の様子はまさに「グロテスク」。デジカメで撮って公開しようとすれば「このサイトにはグロテスクな表現(以下略)」という注意書きが必要になるでしょう。 拭いても拭いても粘つくだけ。どう見ても最初より汚い。まさに悪夢。夢にも出そうです。 まぁ、そうはいっても界面活性剤の威力は伊達では無く、時間さえかければ徐々に取れていきます。最終的には完全にきれいになり、カバーは元のポジションに無事に戻されました。ちなみに逃避開始からここまで約3時間。長い戦いでした。

満足した私は、再び勉強に戻りました。そして先ほど淹れたお茶を一口。当然ながら室温まで冷めていました。 やはりこの季節はあついお茶が欲しい物です。再びお茶をいれるべく、やかんをコンロにかけ、沸くのを待ちます。 そこでふと視界に入ってきた物は「バスマジックリン」。お風呂用洗剤です。

…いや、さすがにもうやりませんが。今日は。

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