Soliloquy

【 2003/11 】

* 睡魔の甘い罠 (11/1)
* 出血多量 (11/6)
* 地上の雑事と宇宙の些末事 (11/10)
* Recipe9,10 (11/17)
* 観光地、キャンパス (11/24)

* 2003/11/1 (土) 【 睡魔の甘い罠 】

くぅあぁ、寝坊した上にまだ眠い。昨夜遅かったからなぁ。朝飯も食べ損なったし、とりあえずお茶でも飲まんことにはやってられん。…しかし、何だ、ちょっと油断すると…、茶を入れながらでも…眠ってしまいそうに…(バサ)。
…え?ば、バサ!?

睡眠不足のボケた頭と、襲いかかる睡魔の誘惑で、甘〜い料理もラクラク開発。
…「激甘ミルクティー」の開発が終了しました…

激甘ミルクティー【げきあま−】
 寝ぼけていたせいで量の加減が吹っ飛んでしまったミルクティー。本来はちょっと砂糖を利かせたストレートを作るつもりが、とりあえずミルクを入れないと誤魔化せないほどに砂糖が入ってしまった逸品。ミルク(っていうかクリープ)を入れても誤魔化せていない。あまりの甘さにムセかえり、逆に眠気が吹っ飛ぶ。いいんです、どうせ研究室常備の生協の安価紅茶ですから。

…そして一日が始まる。

[ 敬称略 ]

* 2003/11/6 (木) 【 出血多量 】

血が…、血が…、止まらない…。
…現在進行形で血がだらだら流れ出ています、懐から。

そう、キャンパスが移転して、それにくっついて引っ越しをしてからというもの、あっちこっちで出費がかさんで、個人的にやや眉をひそめる事態となっています。引っ越しに伴う一時的な経費、というのは、それが終わってしまえばもう必要ありませんから一時の出血で済むのですが、こう、日常生活に必要な経費が以前よりも多くなっているのが問題なのです。近所のスーパーが大きいのは何かと便利でよいのですが、物価も膨らむのはどうかと。そんなに安売りもタイムサービスもありませんから、卵の値段などは実質2倍になっています。その他のものも、だいたい前と同じか、ちょっと高価い。せっかく部屋代がちょっと安価くなったのに、これではあまりトータルで特になりません。

とまあ、そんなところなのですが、物価の上昇にもまして経費増大の大きな原因となっているのが、生活パターンの変更に伴う出費傾向の変化です。本格的な研究生活が始まってからこのかた、自炊などという言葉とは休日を除いてすっかり無縁になってしまいました。つまり、とりあえず朝は何とか下宿で食べるとしても、昼、夜はキャンパスで調達、という事態です。これがかさむんです。1日で1000円。確実に飛んでいきます。もちろん、きちんとした食生活(1日2食も弁当できちんとしているのかどうかは別にして)を送ろうとすれば、の話なのですが。

…選択肢がないんです。確認のために言っておきますが、このキャンパス、食堂がありません。いや、正確には2日前にやっとオープンしました。1000人規模のキャンパスに対して、30席ほどのやつが。最寄りの食べ物屋は坂の下の吉野屋です。

重ねて確認のために言っておきますが、このキャンパス、近くにコンビニがありません。いや、正確には生協の購買部があります。コンビニ級です。これでキャンパスの全てをまかなえるのですか。最寄りのコンビニは最寄りの食べ物屋よりはるか遠くです。いやむしろスーパーの方が近い。

そんなわけで、生協弁当や出前弁当などを毎日頼むわけです。坂の下から出前が来てくれるわけです。ラーメンの出前を頼むなんて、夢にも思ってませんでした。まあ他に、これも最近ですがキャンパスにベーカリーがオープンしまして、毎日近所の主婦の方々でにぎわいを見せ…って、こっちは生活に必死なのですよ!?どっち向いて商売してるんですか。まあ、毎日パン、というのもやってられない話ではあります。私は、こう言うところでは頑固なまでに日本人です。

そんなわけで、食費が炸裂しているんです。ここ数月はいろんな出費がありましたが、それを差し引いて定常状態を予測しますと、エンゲル係数が30近くに跳ね上がります(以前は20〜27だった)。まあ他にも、研究生活のためについにノートパソコンを購入したりして、その余波で金銭感覚が若干おかしくなっている面もあります。研究室で揃いの教科書を買って輪講することにもなりましたし(これでまた10000円以上飛んでいく)、必要なものとは言え、懐がズキズキ痛みます。思わず失血死しそうです。この痛みが、いずれ私の血となり肉となるのですが。…故郷の父よ母よ、親不孝してすみません。

さしあたり、経費節減です。たまには食堂に行ったりすれば、そこそこ減らせますし、幸い研究室でも食費節減、自炊運動が始まりましたので、生活のグレードを落とさずに出費を抑えられそうです。研究室でご飯を炊き、料理をする。毎日が鍋。ある意味先生公認。本格的な福利厚生棟(有り体に言えば、食堂と万雑貨ショップ)の完成は2年くらい後の予定です。「それまで何とか全員無事に生き延びたい」と移転担当の教授が広報誌に書く、そんなみんなのキャンパスライフ。

「何とか生き延びた」時が卒業の時。そんな私のキャンパスライフ。

[ 敬称略 ]

* 2003/11/10 (月) 【 地上の雑事と宇宙の些末事 】

11月9日は衆議院議員選挙の投票日でした。京都の地に暮らしながら住民票は実家のままという私は、選挙ついでに軽く帰省もしてまいりました。

まあ何です、終わってみれば小さい政党が軒並みしぼんで、野党はそれでも自主独立を護ろうと頑張り、与党はあっさり吸収合併されて消滅という、わりと…、やっぱりノーコメントにしておきます。関係者の皆さん、どうかお気になさらずに。こんな私の言うことなどに一々目くじらを立てておられたら議席が減りますよ

私の故郷は微妙に「地方」でありまして、選挙区が異様に広いんです。そして1票の価値は若干高めなんでしょうか。これから発展するところ、とも言えますが、要はあふれる自然と美味しい空気が売り物な所でありまして、各政党の執行部から見たりすると「非票田」であり「回っても効率の悪いところ」であります。私はそんな故郷のための1票を残しておくために住民票を移さずにいます。おかげで「遊説に現れた党首様のご尊顔にいたく感じ入り」その党に1票を投じるなどという馬鹿なことをせずにすみます。…冗談です。単に手続きが面倒だっただけなのです。ですから関係者の皆さん、どうかお気になさらずに。こんな私の言うことを一々聞き入れていらしたら本当に議席が減りますよ

さて、そんな私でもきちんと投票には行ったわけで。皆さんは行かれましたか?あなたの意中の候補者はどうだったのでしょうか。私は基本的に政策が私の考えと一致する候補に入れるようにはしています。が、党としての公約はともかく、各選挙区の候補者のその地元に対する考え方なんていうのはどの候補者も基本的に誤差の範囲、という言い方もできまして、なかなか悩ましいところでもあります。そこでまあ「よりまし」であることと「私の1票の価値が高くつく」ことを考えて候補を決めるわけですね。結果として私が入れることになるのは「対立候補と激戦、熱戦、大接戦を演じた末、敗れる」候補。全くその通りになりましたが、比例区で当選されたようで、まあ良かった部類に入るでしょうか。当選したからには、しっかり仕事してください。

こんな感じで話していると、私が全くの茶化し根性で投票しているように思われてしまいそうですが、一応、裏ではきちんと考えています。まあ、真面目にやっている方には及びもつかないのかも知れませんが。真面目に考えているのに投票に行かれなかった方、不真面目でもこの私よりは真面目だろうと自覚される方、この次の選挙ではぜひ投票して私の1票の価値を下げてください。こんな私の1票の価値が上がるようですと、世の中の価値が下がります

さて、投票も終わりますと、今度は家族行事(2002/12/8付Soliloquy【家族行事】参照)です。ちょうど家族が揃ういい機会だったので。詳細はここでは述べませんが、ここ2枚ほどで大きく様変わりしているのが若干1名おります。ここしばらくはそれぞれが忙しく、なかなか会う機会もありませんでしたので、こうやって地元にほったらかしな住民票もたまには役に立ちます。帰りの列車ではぐるちょ氏に会いました。どうやら似たような状況だったようです。…びっくりした反面、「やっぱりな」とも。

しかしまあ、こうやって地上でわいのわいのやっているのも、ふと遠い視点に立ってみると何とも小さくおかしなことで。まあそれに巻き込まれているわけですから、達観するわけにも行かないんですけど。

話はいきなり飛びますが、今人類が使える「物理的にいちばん遠い視点」は、そろそろ太陽系を出ようとしているんですね。「ボイジャー1号」という木星探査機がそれなんですが、1977年に打ち上げられて、いまだに観測を続け、地球にデータを送信し続けているんだそうです。私よりも年上の機械です。ひたすら、飛びに飛んで、太陽系の内と外の境界点まで。完全に抜けるまでには後数年とかいう話ですが、2020年まではデータを送信し続けられる設計。先人の情熱には感じ入ります。

2020年ですよ。そのころにはもう、いい中年です。一体そのころには、何がどうなっているやら。多分、ボイジャーの打ち上げを見ていた人達が今抱いているであろう感情を抱いたりするんでしょうね。あの探査機には、地球外生命との接触を考えて、世界中の挨拶が録音されたレコードとその再生機、そして太陽系と人類を記した銘板が載っています。なかなか、先人達のロマンに感じ入ります。あの声を録音した人、つまり、自分の声が今太陽系を飛び出そうとしている人たちは、今どんな気持ちでいるんでしょう、今どんな生き方をしているんでしょう。ボイジャーからの通信は、未知の世界からのメッセージであると共に、過去の世界からのメッセージでもあるのですね。

しかしまあ、それすらも銀河から見れば些細なこと、というように、いくらでも物事には先があるものです。人類の全力を持ってしても叶わぬことは数多く、個人になればなおのこと。だからしょうがないと思うか、やりきってしまう心配なくやれると思うかはそれぞれの勝手なんですけど…、まあ頑張れってことなんですね、多分そうなんだと思います。

…話が飛ぶとまとめが大雑把になって困ります。この辺から頑張れってことですか、そうします。

参考文献:asahi.com(http://www.asahi.com)
2003総選挙関連記事、サイエンス記事

[ 敬称略 ]

* 2003/11/17 (月) 【 Recipe9,10 】

平日自炊とは無縁の生活になってしまい、生活パターンの変更に伴う出費傾向の変化のため、食費が炸裂している、と、以前お話ししていたのを覚えていらっしゃるでしょうか。あれから順調に経費節減プログラムが進んでおります。食堂もちょくちょく利用しますし、研究室での料理も、忙しくないときには行われています。どこから情報を仕入れたのか知りませんが、滋賀県から弁当業者が格安の配達弁当を売りに来るようにもなりました。恐るべし近江商人。これでどうにか食費も抑えられ、生協弁当のみというレパートリーの無さも克服されます。あのショップの弁当コーナーの前に立つだけで、そこに置いてある全ての弁当の味が食べもしないのに口の中に広がる、あの逃げ場の無さといったら。

しかし、です。

「ちゃんとした色々なものを食べたい」という欲求は満たされても、「料理したい」という欲求は満たされることがないのです。私は料理が上手い方では決してありませんが、その過程を楽しむタイプであり、現在、その楽しみが封じられている状況です。週末には料理ができるのですが、「これで月曜日の夕飯もOK♪」などと言えた以前と異なり、余りを、それどころか食材すらも持ち越せないというきつい束縛条件があり、なかなか辛い思いをしています。料理がしたいのに自由にできない状況、これはストレスが溜まります。

限界まで溜まった料理欲と、使い切らねばならない大量の素材で、あふれる料理もラクラク開発。
…「ベチャ芯五目御飯」の開発が終了しました…

ベチャ芯五目御飯【べちゃしんごもくごはん】
 米が生煮えで、周囲がべちゃべちゃなのに中にはきっちり芯が残っている五目御飯。最小単位で購入したものの、それでも多すぎる素材を無理矢理使い切ろうとした結果炊飯器の容量を遥かに越えてしまったために起こる。五目御飯をはじめとする炊き込み御飯は、調味料と水の加減さえ間違えなければまず失敗することはなく、多くの人間にとって基本料理、得意料理であるのだが、見事にその裏をかいた作品。

「まず失敗しない」という先入観がある基本料理なだけに、一瞬何が起こっているのか分かりませんでした。茶碗半杯くらい食べてから徐々に明らかになるこの事実。
 …一体どうしたんだ、私、得意料理なのに。
 …一体どうするんだ、私、この残りの大量のベチャ芯五目御飯。

ここで選択肢が突きつけられます。いや、普通の人間ならば選択の余地無く廃棄処分でしょう。しかし、私は高校生時代、部活の一環として山中、鍋でふっくら御飯を炊き、失敗して芯ができた御飯をどうにか復活させる技術を会得した人間です。山の中、ガスコンロと鍋でできたことが地上で、炊飯器を使ってできないことがありましょうか。これだけの量を捨ててしまえば今世界で飢えに苦しんでいる人々に申し訳が立ちません。もちろん、きちんと炊けたものには及びもつきませんが、それでもどうにかなものにすることはできるはず、お湯と調味料を用意し、いざ、芯飯復活作業です!

相変わらずの勿体ない根性と、生半可なスキル「芯飯復活」で、轟沈した料理もラクラク開発。
…「絶望のリゾット」の開発が終了しました…

絶望のリゾット【ぜつぼう−りぞっと】
…いや、だからそれはリゾットじゃなくて









[ 敬称略 ]

* 2003/11/24 (月) 【 観光地、キャンパス 】

ひぃぃぃぃぃぃ…。
 とは言うもの、なかなか美味しいお菓子でしたよ、「暴君」。
 …いや、その、この人この人が食べてて、おまけに元のホームページまで見てしまったからには、なんていうか、食べざるを得ないって言うか、逃げ場が無いというか。

キャンパスが引っ越してからというもの、本部キャンパスの情報がほとんど入らなくなってしまいました。ふと気付けば、今日が学祭の最終日でした。まあ、本部キャンパスのあの混雑感や、うっとうしいビラ配りがない分、落ち着いていて幸せではあります。うん、だからどこからとも無く学生運動の立て看板なんか持ち込むんじゃない、美観を損ねるだろうが。

そんなわけで、今日は市内のこっちの端からあっちの端で行われている学園祭に参加してまいりました。電車を乗り継いで、数十分の旅です。

とりあえず駅に着いてびっくりです。
 観光客が、多い。
 そういえば今日は連休の最終日でした。そして、この近くには、「嵐山」という有名な観光スポットがあります。嵐山線増発、駅で吐き出される大量の観光客。その観光客の合間を縫って列車に乗り込み、キャンパスに向かいます。

乗換駅でも人の多さに辟易します。
 ここはまあ繁華街なので仕方がないところでもあります。

そして、キャンパス。
 毎年不思議に思うんですよね。この大学、こんなに人がいたかなって。ちゃんと勉学してますか?
 本部キャンパスは現在改修工事が進んでいて、これが終了すると、時計台の所に大きな記念館ができ、また観光スポットになります。本当はもう終わっている予定だったはずなのですが、なんだか、まだフェンスに覆われています。まあ、完成直後に学祭でいきなり汚されてしまうよりは良いのかも知れませんが、キャンパスですよ?何で観光地仕様になるんですか、予算とか大丈夫なんでしょうか。

他にもこの市には、「清水寺」というそれはそれは有名な観光スポットがありまして、今日の市バスは恐ろしい状況だったようです。バスに乗ってきた友人が証言してくれました。

そんなことはさておき、サークルのメンバーと合流です。正確には、OBメンバーなのですが、このメンバーだけで出店が一つできてしまいました。その名も「闇市」、焼き飯屋さんです。書き入れ時にメンバー全員で出し物を見に行ったりする、筋金入りの店です。そのお店で久しぶりに会ったメンバーと話などします。あまり仕事しませんでした、すいません。

そうこうするうちに、ぐるちょ氏、Q氏、AI氏、こあ。氏らが次々に現れ、今までメンバーにひた隠しに隠していた、私のもう一つのキャラを暴いていってくださいました。メンバーにとってはややショッキングな光景だったかも。おのれ。

彼らが去った後も、売り子業務は続きます。今回の学園祭は、最終日の午後から雨が降るという撤収泣かせな気象条件でしたが、どうにか売り切り、無事に撤収も済ませることができました。頑張ってね、大量に売れ残ったドーナツ屋さん。

そしてまた大量の観光客の間を縫って、下宿へと帰宅。久しぶりにサークルのメンバーに会えて、なかなか楽しい感じでした。たまにはこういう祭もいいのかも知れません。

…しかし、雨に濡れて消耗しました。眠い。

[ 敬称略 ]
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