Soliloquy

【 2003/2 】

* (2/7)
* St Valentine's Day (2/14)
* (2/19)
* (2/21)
* (2/28)

* 2003/2/7 (金) 【 】

そう、あれは量子化学の試験の日でした。なんだか今日はやたらと人が多い、しかもキャンパスとは全然縁のなさそうな人たちが、そう感じた日でした。節分だったんですね。うちのキャンパスのすぐ隣には結構大きな節分祭を催す神社がありますが、そこに大勢の人々が詰めかけていたんです。何となく京都っぽい風景です。
そういうことなので、私もやってみました。節分の豆まき&恵方向いて巻きずしのまるかぶり&鰯。物理化学の試験前夜にそんなことやってていいんかという話もありますが、物理化学は一夜にして成らず、豆まかずに物理化学やっててもそんなに成績は変わらなかったはずです。その前日とか、結構テレビ新聞に時間さいてしまいましたからね。

何に気を取られていたかは申し上げるまでもないでしょう、スペースシャトル「コロンビア」の空中分解、7人の飛行士が亡くなられた痛ましい事故です。あれからもうそろそろ1週間ですか、報道の方も落ち着いてきましたね。原因究明はこれからです。ある程度騒ぎが収まってくれないと作業の進めようがありませんから。原因の徹底的な究明を期待します。って、そんな感じで報道ばっかり見てるからこっちの単位も墜落気味なんですよね。

今回の事故で多くのものが失われました、7人の命もそうですが、宇宙開発、宇宙という条件を利用した研究開発に大きな遅れが出るのは必至の状況です。アメリカのシャトルに依存している日本の宇宙開発も相当遅れるでしょう。私も少なからず宇宙に興味とあこがれを抱いている方ですので、空中で四散する機体の映像を見ながらかなり辛いものがありました。
しかしその映像をバックにしゃべっているキャスターの方々。いったい何の話をどうしたいのですか。よく分かっていない視聴者に配慮するためなんですか。飛行機とスペースシャトルは全く違います。かたや商業運行、かたや改良発展途上。事故率比べても意味がありません。大気圏に突入するときに機首を上げるのが飛行機から考えて信じられないとか訳の分からないこと言わないでください。機首下げでつっこんだらそれこそバラバラになります。「60年代設計、70年代製造、80年代初飛行、相当古いんですよね。」…そんなことNASAの責任か。予算削ったのは科学技術と無縁の政治家やろ。これは日本でも言えることですが。失敗した日には相当な無駄遣いとか、大きな花火とか、成功しても1基上げるのにこれだけの国費がかかるとか、銀行につっこまれたお金より何桁少ないと思ってるんですか。以前教育学部を目指してる友人に「そんなものアメリカから買ったらいい、わざわざ開発するなんて無駄遣いや。」と言われた日にはちょっと殴り倒したくなりましたね。全く、ああいうのがこれから子供たちを教えるのかと思うと暗澹たる気分になります。
ま、こんな事言ってると、いい年してできるかどうかもわからん上に金にならん研究ばっかりしてふらふら夢を追ってるやつらのために、こっちがどんだけやりくりして金を送ってると思ってるんだ、なんて反論を受けそうですね。それも一面の事実、…不毛です。

それにしても今回の事故で一番呆れたのは「テロか?」「いやそんなはずは、普通の地対空ミサイルでは届くはずもない。」「でもイスラエル人が乗ってたぞ。」っていう話が報道で真っ先に流れたことです。地上のいざこざをそこまで持って上がってほしくないって言うか、支えるべき地上がそんな状況ではうまくいくこともうまくいかないと言うか…。

地上に戻ること叶わず、流れ星になってしまわれた7人の飛行士の方々のご冥福をお祈りします。そして宇宙開発の未来と今の世界情勢に胸を痛めつつ…、今回のお話はこの辺で。

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* 2003/2/14 (金) 【 St Valentine's Day 】

今日は陰謀の日、2月14日。

あれは鎖国が解かれて間もない頃、海外の文化、習慣が大量にこの国に流れ込み、そのそれぞれが吸収されたりされなかったりしていた頃のこと。新しい習慣で一儲けしようとした者達がいた。海の向こうでは家族、恋人達がカードを交換したりする記念日であったが、ある菓子問屋、平白屋「我が店の大福餅を」贈る日とすることで利益を独占しようとしたのであった。それがこの日、St Valentine's Day。

ところが似たようなことを考える者は何処にでもいるもので、ある回船問屋、大黒屋は「うちの貯古齢糖を」と考えていた。

このままでは利益が半減してしまう、そう考えた二者は共謀し、結果、大黒屋の提案で、貯古齢糖をこの日に、そしてもう一つ記念日をでっち上げて一月後のこの日に大福餅を、とし、さらに2つの記念日が上手く相互作用するように貯古齢糖は女性が男性に、大福餅は男性が女性に送ること、と取り決め、大々的に宣伝を行った。両者がそれぞれ一儲けも二儲けもできる予定であった。

しかしいざフタを開けてみれば状況は予想と異なり、貯古齢糖は大盛況、大福餅はさっぱりであった。これでは話が違う、平白屋は憤慨したが、もともとでっち上げだけに大声で文句も言えず、さりとて自力で売り出しても出遅れた分を取り戻すことはできず、大福餅の習慣は消え去っていってしまった。男性は貯古齢糖で十分満足するが、女性は大福餅では満足しない、ということが如実に分かってしまったのであるが、何よりも、同じヤマを狙って二者以上で陰謀を巡らせても美味しい目を見られるのは上手く立ち回った片方だけ、という教訓が残った日でもあるのだ。

そして女性達は大黒屋の成功にあやかろうと今年も真っ黒な貯古齢糖に自らの望みを込めるのである。

−この物語はフィクション(くしゃみではない)であり、現実の文化、実在の団体名とは一切関係ありません−

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* 2003/2/19 (水) 【 】

「住めば都、確かにそれはそうだ。だが住みたくない都もある。」

さて、前回は何か妙なことを書いたような気がしますが、特にお気になさらずに。皆様いかがお過ごしでしょうか。ちなみに、日本におけるバレンタインデーの習慣は西日本ではMorozoffが1936年に、東日本ではメリーチョコレートカムパニーが1958年に、それぞれ伝えたとされています。大元の起源についても、そういう名前の司教様がいたとか、そういう名前の街があるとか、いろいろですね。

都とか、陰謀とかいろいろ言ってますが、実は今、研究室配属願を前に、ちょっとした駆け引きの最中とも言える状況です。配属される学生が二百数十名、各研究室の枠が基本で4人。方式は第一希望優先の成績による判断。つまりどんなに成績が良くても第一希望であぶれてしまったら遥か下、第十数希望とかにあたることになったりするわけです。ましてや何処に書いてもいい勝負ができるほどの成績という「先立つもの」がない私にとっては、自分の希望、能力とにらめっこなわけです。まあ、結局希望を大事にして書くことになるんですけどね。で、絶対に行きたくないところのリストアップとかしてるわけです。

ところが世の中にはいろんな人がいらっしゃって、自分の行きたい研究室が大人気でかなりの成績が要る難関だとかいうデマを流す人がいてみたり、かと思えば純真に「僕はここに書きますっ!」って研究室訪問中のみんなの前でカミングアウトする人がいてみたり。情報は錯綜し、心理戦の様相すら、…ってちょっと考えすぎだったりするんですけど。

とりあえず、自分の希望に正直になろう、という結論を出したところで、故郷の大きな神社の神様にお伺いをたてに行きました。というのは表向きの話で、毎年の例祭をちょっと見に行ったのと、3年ほど守られっぱなしになっているお守りを返して新しいお守りをもらうのと、行きそびれた初詣代わり、というのが正確なところです。

久しぶりに京都駅の0番ホームに立ち、わりといい気分転換になりました。どうもたまに田舎行きの列車に乗らないと息が詰まってしまうタイプなようです、私は。基本的に長距離列車専用のこのホームに入ってくる明らかに浮いた感じの近郊用列車、113系に乗って、やたら高いモーター音を聞きながら、不思議と安らぐのですね。途中で本線から外れて、一つ目の駅で間違えた人が大慌てで降りていくのを見ると、この路線特有の光景に郷愁を感じたりするわけですね。「こんなもんに乗ったら、えらいところに行かんならん。」「レールが一本しかないから、おかしいと思ったわ。」…ひどい言われようです。また発車して、レールの継ぎ目の音がやたら大きくなったりすると、これぞ鉄道、とか思うわけですね。あの路線特有の縦揺れとかが始まると、もう故郷の渓流に向かうヨシノボリの気分ですね、…ってどんな気分かいまいちよく分かりませんね。まあ、悩み抜くよりは途中で気分転換を入れた方が、きっといい結果がでるってこと。たまたま私はそれが小旅行だったりするわけです。

余談ですが、訪れた神社で、会う約束もしていないのに親戚に出会いました。何のお導きですか。

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* 2003/2/21 (金) 【 】

最近、非常に生活が乱れています。 翌日の午前中に用事が無ければ、明け方就寝の昼過ぎ起床。 午後も予定が無ければ夕方まで寝ていることも度々。 テストも終わり余裕の出来た今、 このズレにズレた体内時計をなんとしても補正しなければなりません。ヒトとして。

とりあえず、少しずつ時間を早める方向にずらす努力をすべきですが、 ココまでズレてしまえば思い切って遅い方に一周させてしまうのも一つの手です。 しかし、一周させてしまうのもやはりヒトとして如何な物か。 優柔不断の私は、どちらにするか決めかね夜も眠れぬ日々を送っているのです。 そしてまたずれる生活。そしてまた悩む。 この悪しき循環を止めねばなりません。ヒトとして。

これを悩んでいる時点でどうかという話も。ヒトとして。

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* 2003/2/28 (金) 【 】

 そういえば25、26日と国公立大学入試の前期日程でしたか。その前の日にキャンパスに寄ったら早速下宿探しのビラ配りが行われていました。学生にまで差し出すのはともかく、教授に向かって差し出すのはどうかと思いますが。

 とりあえず今回は面白い話はございません。ぐるちょ氏がここ数日スノボに行っていたらしいのでそのお話の方が面白いかと思います。「スノボ」。「スキー」と言わないところが何ともハイカラです。本人さんが語ってくれるかはともかく、個人的にはスキー場への行き帰りにチェーンを履いたレンタカーで決死のドリフトをしたとか、スノボをしていてうっかりハーフパイプに迷い込んでしまい、しょうがないのでぐるちょスペシャルのひとつも決めてきたとか、そういう武勇伝を期待しています。
 ちなみに、私はスキーは好きなのですが、素晴らしく下手です。というよりも、せっかく稼いだ位置エネルギーを使うのを勿体ながってしまうという致命的な欠点がございます。

 こんな感じで、前振り級のお話はいっぱいあるのですが、本題になりそうなお話がひとつもございません。そういえば、この間珍しく映画のような夢を見ました。ええ、大事に保管してあるマイクロチップ?のガードをしていたもののトリックにはまって見事に奪われてしまう何ともな役回りの奴…の補佐役というさらに何ともな役回りでした。ええ、もちろんそのあと室内で撃ち合いです、もちろん撃たれ役。しかし、夢の中なのに喉いっぱいに広がったあの血の味は一体…。
 ところで、撃たれて意識を失うと、きちんと次の瞬間には目が覚めるんですね。別に違うエピソードに行くでもなく。生き返るわけでもなく。こんなところだけ辻褄が合っている私の夢ってどうなんでしょう。

 以上、前振りでした。

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