Soliloquy

【 2003/5 】

* (5/6)
* (5/8)
* (5/18)
* (5/25)

* 2003/5/6 (火) 【 】

さて、ゴールデンウイークも終わりを告げました。今年のゴールデンウイークはどうも飛び石というか、祝日と日曜日が重なってしまって、連休だった感じがあまりしませんね。特に後半などは、「ゴールデンウイーク後半」というより「ハッピー感の薄いハッピーマンデー」といった印象です。皆さんはいかが過ごされましたか?私は、日用雑務と疲労回復で全て消し飛んでしまいました。

この春に生活パターンが大きく変わった方々はそろそろ疲労がたまるか、新生活に慣れてきたか、あるいはその両方でしょうか。こういうときです、Netatic errorが発生するのは。個人的には、皆さんがどのようなNetatic errorをしてくださるのか、ちょっと楽しみであったりもします。かくいう私は、モヤシをさらなるモヤシにしてしまい、たった今廃棄処分にしたところです、ああ勿体ない。

まあこんなエラーが発生するということは、それなりに疲労しているということでもあります。私としては無理をしているつもりはあまりないのですが、体は正直というか、余裕がないというか。土曜日の朝がその典型例でしたか、普段私は、目覚まし代わりにラジオを使うのですが、その日は目覚める代わりに、かかってる曲にあわせた夢を見ている始末。しかもその曲がわりとキレた曲だったために、見ている夢もおかしな夢に。

…研究室の製氷機の夢を見ました。重低音とたまに響く高音が製氷機の稼働音を連想させたようです。夢に現にそれに気付きながら、その曲が終わって、パーソナリティが一言。
「シビれますねぇ〜。」
私は夢と現の境界で、一言。
「…漏電でもしてましたっけ?」
当然、寝覚めは最悪です。

最悪ながらも外に出ると、この季節特有の、むっとするというかすっとするというか、そんな風が吹きつけてきます。まさに風薫る五月。故郷ならもっとこの感じが強かったでしょうか、そろそろ田に水が張られ、あと一月もすれば蛙が一晩中鳴いてくれる季節。残念ながら、街ではそんな植物の香りはいまいちしませんね。いや、平日に有機溶媒の香りに襲いかかられっ放しだったせいもあるのかも知れませんが。

香りといえば、私はいつも詰め替えパックを開けるときに思うのですが、衣料用液体洗剤の香りって、正直、ヤバくありませんか?何であんなに美味しそうな香りがするんでしょう?そんな風に感じているのが私だけなら私だけが気をつければ済むのですが、ちょっと間違えれば誤飲事故起こしそうなほど、美味しそうな香りです。まあ、もうちょっと注意して嗅げば、食べれなさそう、って感じがするのですけれど。

そんなこんなの連休、日用雑務と疲労回復の日々、そしてそれすらも終わらなかったという事実、連休明けの今日、見事に風邪を引き込んで、熱発寸前であるという現実。
 何のコンボですか、もう。自覚は全くなくとも、新生活というのは疲労がたまるもののようですね。これが悪化して、五月病へと発展しないようにぜひ気をつけた

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システムが停止しました.

…疲れてるンやな、おまえも。

[ ]

* 2003/5/8 (木) 【 】

ならばこの時期に風邪をひいて寝込んでしまった私は馬鹿ではなく阿呆の部類にはいるのでしょうか。あるいは、間抜け、たわけ…、いずれにせよ、「非馬鹿」であることは証明されてしまいました。研究室初欠勤、…早ッ。皆様、お身体の具合はいかがですか、ご安心を、この風邪はコンピュータ経由では感染しません。

6日の朝に何となく風邪をひいた感じだったんです。で、1限が蒸し風呂講義、2限が過冷却講義っていうコンボが入って症状が悪化したんです。とはいえ何となく治りそうな雰囲気だったので、その日は早めに帰って、マイナーな製薬会社のちょっと古い風邪薬を服用して早めに床に就いたんです。

その夜からですか、結構熱が出たらしくって、夜中に半分目が覚めたら汗だくです。ほとんど無意識のうちに床を出て、汗を拭き、再び床に就きました。しかし、キッチンペーパーで汗を拭くなんて、何の料理の夢を見ていたんでしょうか、私は。

翌日(7日)。朝の体温は37℃台、平熱+1℃。これなら何とか、と思って再び薬を服用し、キャンパスへ。
 …忘れてました、朝は体温が低いはずなんです、私は。服用した薬も症状の悪化をくい止めることはできず、薬が切れてからは体温うなぎ登り。マイナーな製薬会社敗れたり…、と軽く責任転嫁をしつつ、空港に行ったら一発で隔離されてしまう体温を記録しながら文献整理をする私。

だいぶひどくなってきたので、昼食がてら、風邪薬を購入しに薬局へ、うちの大学は、生協の中に薬屋さんがあって、いざというときには便利です。

ピンポイントで昼食休憩閉店でした。
帰りに、雨に降られました。
何のコンボですか、もう。

仕方がないので午後はそのまま頑張ります。あまりに喉が痛くて熱いものは飲めないので、冷ました紅茶を飲んだりなどします。下宿から持参した体温計は電池が切れて力尽きてしまいやがりました。体温は分からないのですが下がってる気配なし。さっさと帰れば良いのですが、こういう日に限って、大事な講習会が5限にあったりします。サボると液体窒素が使えなくなるので何とかその講習だけは受けて、帰りに昼に閉まっていた薬局に寄ることにします。

一時間半の立ち見講義でした。
帰り、薬局はすでに閉店でした。
…何のコンボですか、もう。

仕方がないので体温計の電池だけ購入し、体温を測り(研究室退出時38.7℃、最高38.9℃)、先生に翌日出られない旨を伝え、退出。その時先生からアドバイスが。

「熱が出てるときは、市販の風邪薬とバファリン1錠一緒に飲むと一気に熱下がるよ。」
いや、それもある意味何のコンボですか。

風邪で、腰が痛い。ここまでなったのは久しぶりです。足取りが重く、というより全力で歩いてもふわりふわりとしか歩いている感触がしません。実際、その程度しか速度が出ていません、お公家さんの行進程度。その足取りで交差点を渡り、とにかく目に付いた薬局へ。

「あの、風邪薬を…。」
「すいません、うちは処方箋の薬しか出してないんですよ。」
何の、コンボ、ですか…。

ともあれその薬局で普通の薬を売ってる最寄りの薬局を紹介してもらい、そこに向かいます。

「すいません、熱、喉、痛み、鼻、咳の順で効く風邪薬、ありますか?」
「熱は何度くらいでしょうか?」
「38度7分です。」
「えっ!?た、高いですね!?」
「ええ。」
「…た、高いですね?」
「ええ(薄い笑みを浮かべて)。」
 さらっと言うなよ大丈夫かおい、っていう感じで聞き返されてしまいました。とりあえずその薬剤師さんに選んでもらった薬を購入し、帰路に。

現在地から最寄り駅を考え、ルートを選択。この大通りを歩いて、そこから北に上がれば駅、…だけど、よく、考えたら、この道…、遠回り…。
な、何の…、コンボ…。

電車のシートに姿勢を正して座り(沈み込んだら二度と立てなさそう)、駅から下宿までの間にあるスーパーで病人食モードで買い出しをし、帰宅。

ベッドに沈没。

とりあえず風邪薬を飲もう、でも食後30分以内服用推奨、ならば夕食を…っ!
そして、服用前にはきちんと説明書を読まないと…っ!
 どんなにだるくてもこの辺りをやってしまうのがいかにも私です、全力で夕飯を食べ、洗い物をし、説明書を読み…、
「む、むすいりょくふぇいん?」
…無水カフェイン(むすいかふぇいん)です。
そして開けてから錠剤でないことに気づき軽くショックを受け(「顆粒」って箱に堂々と書いてあった)、薬を服用し、再びベッドに沈没。

そんなこんなで、丸一日療養させていただきました、本っ当に迷惑かけてすみません。しかし、この時期に「熱が出た」というと、十中八九「うおおっ!?SARSですか!?」って返ってきますね。タイムリーな時事ネタで応えるのは確かに基本ではありますが、聞き手としては、もう一捻りほしいところです。例として、発熱→ビタミンC不足→壊血病!?っていうくらいの捻りが効いていれば私はきっと高得点をつけたことでしょう。

それにしてもですね、こんな状況にあっても、原稿のネタができてしまった、と思うようになってしまったというのは如何なものか。もしもの事があった場合に、私の人生のログの最後に記された行動が、「溶媒の蒸留」ではなく、「目的化合物の合成」でもなく、「物理化学の勉強」ですらなく、「ネタピの原稿書き」であった、等ということになってしまったら。そしてこのサイトが私の最後の輝きを懐かしむ人たちが集う追悼サイトになってしまったら。

…現在、体調不良により、思考回路に重大な障害が発生している模様です。目下、状況確認及び調整中のため、原稿書きが適切に行われていない可能性があります。
え?いつも通り?

[ ]

*迷変換
 十中八九→術中ハック:
 …なんだかすごくやられた感がします。

* 2003/5/18 (日) 【 】

だから雨の中白衣を着て傘も差さず隣の建物にNMRをとりにいくのは好ましくない、と、先週は2度思いました、学習しろ、自分。

さて、先々週は見事なまでに体調を崩して半休養状態となってしまったわけなのですが、先週に入るとだいぶ良くなり、何とか通常運転をさせていただきました。とはいえまだ全快ではなく、グスグスコホコホ言いながらの一週間でしたが。ともあれ、ご迷惑をおかけいたしました。心配してくださった方、おそらく数少ないとは思われますが、ありがとうございます。私の原稿の心配をしてくださった方、これもおそらく数少ないとは思われますが、ある意味、ありがとうございます。風邪などうつされておられませんでしょうか。

なんだかんだ言いつつ、今週もコホコホ言いながら通常運転です。さっさと全快させろよ迷惑な、という言葉もありますし、それはその通りです。ですが7割治すのは簡単でも残りの3割には時間がかかります。それにそもそも私って、全快状態、Condition Green!で運転されている事ってあまりないんですよね、何処かしら調子が微妙。まあ、何処を基準に取るかの問題です。

『5月に病気したから五月病』、というのは冗談として、『五月病の定義』ってどんなんでしょうね。私個人的には五月病をしている気は全くございません。ございませんが、どうなんでしょう。新生活が始まった皆さんは、始めにまず、どんな生活になるか、そして、どんな生活をするか、予想と予定を立てられたことと思います。どうです、一月経って、予想通りに事は進んでいますか、予定通りに事は進められていますか?

[Yes]とお答えになられた方…。五月病なんてなさってないでしょう、いたって元気、順調でしょう?

[No]とお答えになられた方…。わりと五月病な方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?なんていうか、出だしからつまずいたって言うか、そもそもなんか間違ってる感に襲われて。

そうです、五月病ってのは新しい理想と新しい現実のギャップに心と身体が苦しんで疲労した、その結果として現れる様々な不調である、ということができます。今までは理想と現実のギャップなんてなかった、あったとしても、上手く処理ができていた…。なのに生活が変わってしまって、新しいギャップと向き合うことになったから。

これはもう、言い方は良くないかも知れませんが、『慣れるまでの辛抱』です。そのうち、上手いこと折り合いがつきます。自分の理想とも、自分の周りを取り巻く現実ともよろしくやっていく、よろしくやっていける、人間とはそういう風にできているものなのでしょう。

ところで、さっきの質問に[予想通りだが予定通りでない]と答えられた方、私と全く一緒です、何の慰めにもならないかとは思いますが。まあ、五月病になっても全然深刻にならず、むしろそれをネタというエネルギー源にできるタイプなのではないでしょうか。
 …いや本当に、何の慰めにもなりませんが。

まあそんなこんなで、そろそろ物事の流れがスムーズになってきます。今凹んでいる皆さん、そろそろ下げ止まりですよ、って、あんまり慰めになりませんかね?でも、五月病って言うのはそういうものなんだと思います、私個人は。
 …そういえば、去年の今頃も五月病トークしてたような、成長しろ、自分。

でも本当に忙しくなりました。忙しくなるといろんなものの回りが良くなって、自分にもちょっとだけ活力が入ります。まあ、急に回りが良くなると、あちこちで調整がうまくいかなくなったり、変なものが押し流されておかしな事になったりはします。先々週の私はそれですからね。今まで余剰時間をふんだんに使用して行われていた日常雑務もなかなかそうは行かなくなりました。平日の帰宅時刻にはまあだいたい普通の店は閉まってますから、突然何か要りようになるとたちどころに苦しくなります。
 だからこんな時に限って異常振動音を立てるんじゃない、私の愛車(自転車)。

銀行なんて土曜日の午前中しか行くタイミングがない、手数料取られたくないから。でも土曜日の午前中はほんとに寝ていたい、でも予算が。

 仕方がないので全力で起きました。
 機器調整のため臨時閉店でした。

…まだ続いてんのかな、前回のコンボ。

[ ]

* 2003/5/25 (日) 【 】

「何か君、動きがあやしいね、普通の人とちょっと違うよ。」と助手先生に言われた月曜日。
課題で、間違ってる問題だけピンポイントで当てられて駄目出しくらった火曜日。
ロータリーエバポレータ(註1)の冷却水を流し忘れて、溶媒がフラスコじゃなくトラップまで飛んでしまった水曜日。
どこかでアルカリが付いたのに気付かず、その手で他の所触ってしまって慌てて洗いまくった木曜日。
「今日の発表、ちょっとヘンだったよ。」と助手先生にやっぱりツッコまれた金曜日。
…いつだ、私の下げ止まりは。

『今凹んでいる皆さん、そろそろ下げ止まりですよ』と、前回言ったのですが、今凹んでいる皆さん、どうでしょうか、下げ止まっていらっしゃいますか?「おっ、底打ち感。」とか言ってタンタンと底を踏みつけてみるといきなり抜け落ちたり、まるでどこかの国の景況感のような状況に陥っていらっしゃらないでしょうか。まあ私はこんな調子です。

まあ、いつまでも五月病引きずりな話をしていると暗くなってしまいますから、話題を変えましょうか。

「では、ひまわりからの雲の映像です。」という言葉が聞かれなくなったことに、気付いていらっしゃいますか?気象衛星「ひまわり5号」が5月の22日に観測を終了しましたね。耐用年数を3年ほど超過しながら日々日本の天気予報のために観測を続けていたのですが、この度ついに観測を終了し、次の気象衛星が打ち上げられるまでアメリカの「ゴーズ9号」という衛星からデータを送ってもらうそうです。まあ何とか、今まで通りの天気予報はできるのでしょうね。

「今まで通りの天気予報」そうです、ここがちょっと難しいところ。衛星が変わって、天気予報の精度が下がってしまったら、「何だよ衛星が変わったくらいで。」という非難の嵐。かといって精度がぐんと上がってしまったりしたら、「あ〜、日本の衛星ってこんなもんだったんだ、もうアメリカにやってもらえばいいんじゃないの?」とこれまた気象庁ピンチな話の流れになってしまいます。もし実際にそうなったら、また日本から貴重な技術と人材が失われてしまうことになるわけですね。

…なんだか話が暗くなってきたので、元に戻しましょうか。
それにしても、今まで「ひまわり」はよく頑張ってくれました。まさか耐用年数を数年超えても運用できていたとは、なかなかいいものを作っていたわけですね。しかしまあ、それも何年も前の話、次のやつはロケットの方が失敗してしまいましたし、なんていうか、昔の技術は良かったなあモードに落ち込んでしまうわけです。次のはぜひ上手く上がってほしいものです。

…やっぱり話が暗くなってきましたね、話題を変えましょうか。
JAXAって、ご存じですか?日本の宇宙研究三機関が統合された、新たな組織、宇宙航空研究開発機構、Japan Aerospace Exploration Agencyの略称です。何年か前に言われていっこうに進んでいない政府機関改革の中で唯一、あっさり統廃合が決まってしまった分野。何しろ、道路とか、石油とか、そういうのと違って政治家さん達のお金にならないから。これから、予算とか削られまくって、宇宙開発が遅れることにならないか、心配です。宇宙という極限環境において高性能を発揮する機械、それの開発によって得られる技術、そういうものが失われていったら、日本の、技術立国という方針が根本から崩れますね。

…ああ、また、話が、暗く。わ、話題を…。

[ ]

ロータリーエバポレータ:フラスコ内を減圧、加温し、溶媒を蒸発させて目的のものを濃縮するのに使う装置。フラスコがくるくる回るからロータリー、蒸発させるからエバポレータ。蒸発した溶媒は減圧下で冷却されて凝縮したものは1つめのフラスコへ、常圧に戻ってから冷却されて凝縮したものは2つめのフラスコへ、それぞれ回収される。トラップはその先についた最後の凝縮部分、凝縮しきれなかった分がここで凝縮したり、今回のようなミスをしたときのフェイルセーフになる。
…今回の溶媒なんか1つめのフラスコに余裕で落ちるはずだったのに。

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