Soliloquy

【 2003/8 】

* (誤)孤軍奮闘 -> (正)孤立無援 (8/7)
* 一文字違い (8/15)
* 冷夏25℃ (8/15)
* …こんなところで何をしている。 (8/21)
* 人生の岐路 (8/31)

* 2003/8/7 (木) 【 (誤)孤軍奮闘 -> (正)孤立無援 】

同じ研究室で、一緒に勉強していた彼が、引っ越して新しいキャンパスの方に通い始めました。私も一応引っ越しの予定は立てて、新しい下宿も定め、もう入居もできるのですが、日程と人出の都合で、旧研究室に残って勉強を続けています。とりあえず面倒事は全て院試の後に。そんなわけで、一人です。

一人です。

…返事がないところが一人の証明です。
 研究室にやってきて、鍵を開け、照明をつけ、室内電源の回路をつなぎ、私一人のためにだだ広い部屋に国家予算で冷房をかけ、勉強し、冷房を止め、電源回路を開放し、消灯し、指さし確認をして、施錠し、帰る。
 この間ずっと一人です。話しかける相手といえば教科書と睡魔くらい。たまにこちらのキャンパスで会議があったりして先生が顔を出してくださったりはするのですが。

…独り言がものすごく増えました。この前スーパーでぶつぶつ言いながら買い物をしている自分に気付き、危機感を抱きました。まあ仕方がないことではあるんです。一人だとどうしても戦意が下がりますし、そんな状態でただ本を読むだけでは間違いなく睡魔に倒されてしまいます。ノートに文字を書き付けながらでもそのうち倒されます。そんなわけで、やむなくぶつぶつと。

どうせ一人なら下宿でやればいい、という指摘はもっともですが、下宿ではそこかしこの至近距離に現実逃避への入口が開いているため、効率が上がりません。そこでこのように一人で旧研究室に出てきているのですが、現実逃避ができない分、睡魔との激戦地になってしまっています。コーヒー、紅茶が自由に投入できない状況が、睡魔との戦いをより苦しくしています。まあ、儀式といいましょうか、中毒といいましょうか、カフェイン系の飲み物を飲まないと物事に取りかかれない性格なもので。だからってそんなに雑な淹れ方で、そんな勢いで飲んだらFortnum&Masonが泣く(@下宿)。そんな淹れ方でそんな運び方したらTwiningsでも泣く((お湯+ティーバッグin水筒)to研究室)。

そんなこんなで、結局効率が上がりません。自分で決めた防衛線は次々と破られ、そのたびに予定変更と新たな防衛線の構築に走り回る日々。…得てして頭の足りないやり方です。

おのれ…、せめて睡魔と停戦条約を結ばないと。

[ 敬称略 ]

* 2003/8/15 (金) 【 一文字違い 】

私も敬称略氏同様、院試を受けます。偶然なのかどうか、日程も同じです。 院試まであと10日。結構切迫してきて精神的にもキツイものがあり、 時々言動が妙になってしまう事があります。 しかしそれでいつも通りと言われれば否定すべくも無いのが辛いところです。

また、最近になって体調も崩しがちになってきました。 「病は気から」という言葉もあるように、精神的な辺りと連動しているのかもしれません。 そういう事で出来るだけ自分は至って健康体であると思いこもうとしたのですが、 ちょっと無理があったりもしました。 琵琶湖花火の時に振る舞った自らの土産「ゴーヤ&トマトチップス」は、それとは関係なく無理がありました。

そんな訳で、気分的に沈みがちになり、文章もネガティブになりがちなのが辛いところです。 何が辛いって、そんな事では書いた文章がネタピの文章として成立しないからです。 「なんだ、こんな所で何ヶ月も書かなかった言い訳か」と思われるでしょう。正解です。 言い訳です。言い訳にもなってませんがいいのです。ネガティブなのでどうでも良いのです。

これが「ネガティブになりがち」ではなく「ネイティブになりがち」だったらどうでしょうか。

文章が否定的な方向では無く、やたらとハイテンションな方向へ。語尾は時々「YO!」で、 至る所に「HAHAHA」が。冒頭でいくと、「敬称略氏と同様、院試を受けるんだYO! Ah,日程も同じなんだHAHAHA!」と言った感じですか。 精神的にかなりキている事だけは伝わりそうです。

むしろそれはネイティブじゃなく単なる陽気なアメリカンという事に書きながら気付いたりもしましたが、 それではネタとして成立しないので敢えて無視させて頂きました。どっちも偏見ですし。 と、言いますかそもそもネイティブという意味を考えると、むしろ日本古来な雰囲気で行くべきでしょうか。 真剣味が増して良いかもしれません。その意味では武士風などが良いかもしれません。 さらに忍な風味を醸し出すと、さらに良いかもしれません。 「敬称略氏と同じくして、院試を受ける予定にて候。偶然であろうか、日程まで同じでござるよ、ニンニン」。 やはり精神的にかなりキている事だけは伝わりそうです。

と、非常にどうでも良い思いつきを文章化してしまう位、私は精神が摩耗しているようです。 それはいつも通りだと言われれば否定すべくも無いのが辛い所ですが。

[ ぐるちょ ]

* 2003/8/15 (金) 【 冷夏25℃ 】

季節は8月、世間は夏、今日は終戦記念日、皆様いかがお過ごしでしょうか、夏バテなどしていらっしゃいませんでしょうか。今年の夏は気温が低くて過ごしやすい、という話もありますが、「夏」と聞くだけでばててしまう夏バテの方もおいででしょう、私もその一員のような気がします。

「ああ、今年もこの季節が来たなあ」と思ったのはちょうど先月のこの頃でしょうか、場所は確か京都駅の5番線だったと思います。そんなところで感じる夏って、何だと思いますか?浴衣?違います。夏っぽい広告?いえいえ違います。

色とりどりのmt.dax、millet、mont-bell、zeropoint…。これこそ夏ではありませんか。ああ、旅に出たい、山に登りたい。…現実逃避、したい。

こんな時に何を言っているのやら、しかしまあ、やればやるほど予定から遅れて、じゃあ、いっそのこと、やらなきゃ遅れないんじゃ?などというとんでもなく間違ったところに思考回路がつながりかけている今、これくらいの思いは仕方がないのかも知れません。

それでもまあ、9日には高校時代のやまのぼらー達との同窓会に行き、久しぶりのメンバーと語り、当時の先生とお話もし、楽しいひとときを過ごして参りました。私としては、時間がなくて早めに帰ってしまわれた先生ともう少しお話ができたらよかったのですが。用事があるからって言って、遅れてきて、少しだけ話して、みんなにビールを一回り注いで、そのまま帰ってしまわれました、いちばん年長なのに。注ぎ返して差し上げたかった。

で、11日には琵琶湖花火大会。ネタピのメンバーが必然的にそろってしまうので、ここぞとばかりに「備品」を持ち込んでその処理を図ります。今年の花火は、そこそこ風があって煙が流れてくれたので、いい感じでした。

最近の仕掛花火の進歩は素晴らしいものがあって、夜空にいろんな絵を映し出すことができるんですね。顔とか傘とか…全然「花」ではないのですが。個人的には、そんな技術の進歩をよそに「花火はやっぱり、柳よね〜。」などとぼやいてみたりもしています。
 ちなみに、今年の私のお気に入りは、照明弾の如く明るい花火、散ってからの滞空時間が長くいつまででも同じところで輝いている花火、湖面付近で半球状に開く花火、光を発しながらゆっくりゆっくり上昇して行くだけの頑張れ系花火、途中で軌道の変わる柳、そしてでっかい柳、です。あれ、「柳」でしたよね?「しだれ柳」?「しだれ桜」?まあとにかく、あれです、あれ。

ここまで書くと、結構現実逃避をしていることに気付かされます。が、今年の夏の楽しい行事はここまで、私にとっての夏はこれでおしまいです。これから院試に向けてのラストスパート、今までは「持続可能な本気モード」でしたが、ここからは「院試終了までしか持たない本気モード」で行きたいと思います。2週間後には全てが終わっていることでしょう、何とかしてみることにします。

…だから停戦協議に応じてくれ、睡魔。

[ 敬称略 ]

* 2003/8/21 (木) 【 …こんなところで何をしている。 】

適度な現実逃避は必要です。
(例:新たにupされたnt-p.netの原稿を読む)

・お茶パック
・トイレットロール
・キッチンタオル
・危機感
・時間
・学力

「…何ですかこれ?」
「ん?ああ、買い出しのリストだ。近所のホームセンターで買ってきてくれないか?」

時間が足りません。実力をためるだけの時間が。相当切羽詰まっています。危機的です。でも危機感も足りません。その証拠にこんな事しています。

どれほど危機的な状況に私が直面しているか、それを示すものとして先日私が発した次のような言葉があります。
「…第三次最終防衛ラインが突破された。」
この言葉から私が直面している状況の滑稽さと危険さを想像していただきたい。

もちろん、何もしていないわけではありません、きちんとやっています。得てしてやり方がまずいのです。しかし、もう修正している時間はありません。そんなこんなで、かなり精神的に消耗している感じです。消耗の仕方もなんだかヘンです。心労なのか、体調なのか、夜眠れず昼眠い。ピンポイントで試験の時間帯が眠たさのピークです。ここ2日ほどは、夜布団の中でひたすら悶え苦しんで、目覚ましの音を聞いた瞬間に眠りに落ちています。その後、きっちり6時間意識が落ちている、と。もう、辛いと言うより、笑えてきます。箸が転がっても笑えそうです。ですがこんな時でも夢は見ているもので、以下、その夢の一例なのですが。
・ド田舎を走る貴生川駅行きの路面電車で、集団下校途中の小学生の列を相手に巻き込み事故を起こした。
・なぜか幕営地にいて、朝、「あー、そういえばこのザックにまだテント入れるんだった。」とか言いながらパッキングをしていた。
…この夢達から私の精神の断片化状況を想像していただきたい。

もちろん眠っているときに限らず、起きて活動しているときでも普段は起こらないことが起こります。例えば、ふと昔よく聴いていた曲が頭の中で流れ出したりとか、昔にやったゲームの町の人の何でもないセリフが突然ものすごくクリアに思い出されたりとか。もちろん頭の中だけに限らず、動作にもおかしいところが多々出てきます。この原稿もミスタイプしまくりながら書いています。
…どうなんだ、大丈夫なのか、私は。

こんな時こそ現実逃避、という話がありますが、ここまで来るとなかなかそう簡単には行かないのも事実。ぐるちょ氏が去年の4月に提唱した現実逃避風林火山理論(2002/4/14付Soliloquy【新学期。新学年。】参照。 )によると、今回のような状況では期待するほどの効果が上がらないばかりか、さらなる逃避行に旅立ち、時間を大幅に消耗してしまう危険性があるとも考えられます。となると、ここは逃避エネルギー改質理論ですか(2002/11/23付Soliloquy【エネルギーの改質】参照。)。提唱者としてはこの理論を振りかざして華々しく戦うべきなのですか。しかし、すでに改質器を運転するほどのエネルギー的な余裕がない状況であるとも言えます。要するに二進も三進もいかないって事ですか、やれるだけやれってことですか。ではやむを得ません、まずはきちんとした時刻に起きられるように、これから布団の中で悶え苦しむことにしましょうか。

過度の現実逃避は危険です。
(例:nt-p.netの原稿を執筆する。さらにその原稿のために過去の原稿を読み返す。)

[ 敬称略 ]

* 2003/8/31 (日) 【 人生の岐路 】

「さぁ、泣いても笑っても、もんどり打って悶え苦しんでも院試最終日です!天国か地獄への、片道切符は持ってますかーッ!?」
「…釜焚きでいいかね?」
 こんな気分だったのが8月の27日、前日の専門科目供4種類ある筆記試験の最後のやつ)でなかなかの失態を演じた私に、欠片ほども自信があるわけはなく。

元々、やや厳しめかなと言う状況で戦いに挑んだのは事実です。
それが、なかなか順調かなと言うラインで進んだのも事実です。
このままなら何とかなるかと思った矢先に、この有様。
 「着実安全な一発勝負」というのをさせてもらえないのは、私の宿命なのでしょうか。その日は友に一通りネガティブな話をして何とか精神的に持ちこたえ(迷惑)、帰りには、「じゃ、とりあえず鴨川に一回飛び込んでから帰るわ。」と捨て台詞を残し(本当に迷惑)、帰宅を果たしたのでした。

そして、院試最終日、口頭試問。これが進路相談だったらまずアウトです。
控え室に入室しました。
ほとんどの人がスーツ姿でした。
「…人生、シクった。」と本当に思いました。
 私と一緒に同じ研究室を受けた彼を含め、私服姿は少数派。その中でも、Gパンに赤いポロシャツというアグレッシブな姿をした彼は、控え室のかなりのメンバーからツッコまれておりました。

いよいよ私の番、さて、どんな展開になるか…。

…普通でした。

非常に普通の展開でした。私服はノープロブレムだったのですか、成績は一応ラインに達していたのですか。いや、点は教えてもらえませんが、っていうか、この時点で採点が終わっていたのですか、早。しかしまあ、試験の出来は一通りツッコまれました。話からすると、今回も英語に助けられたっぽいです、理系のくせに。成績のムラにも話が及びました。「それは、ヤマが外れたって事ですか?」いやいやいやいや、力強く否定させていただきましたが、私はヤマを当てようとして谷を当ててしまうタイプです、万遍なくやらないとやってないところがピンポイントで出るタイプです。

そんなこんなで終わってしまった大学院修士課程入学資格試験、その日のうちに研究室に友と二人で行き、試験が終わった旨を伝え、結果は次の日判ると言われ、翌日も研究室に向かい、あっさりと合格を教えてもらい、その場で先輩に祝ってもらい、その次の日から引っ越しで、今に至っています。さあこれからちょっとだけ夏休みをもらって研究再開、その前にサンプルの発掘、ってこれ私のサンプルじゃないですか、以外とあっさり見つかってなかなか幸先が…。

サンプルが水分を吸って死亡しています。
…うーむ、幸先が。

[ 敬称略 ]
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