Soliloquy

【 2004/1 】

* 新年のご挨拶 (1/4)
* 休日の過ごし方 (1/12)
* 現在の状況 (1/20)
* その後の推移 (1/26)

* 2004/1/4 (日) 【 新年のご挨拶 】

皆様、新年明けましておめでとうございます。本年も昨年と変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます。

本来ならばもう少し早めにご挨拶を申し上げるべきでございましたが、自分の下宿の年末大掃除でついでに模様替えもしようと一度部屋の秩序を崩壊させてしまったのが良くなかったらしく、様々な作業が連鎖反応的に遅れてしまい、本日のご挨拶と相成りました。「早く何かしゃべれ」とお思いになっておられた皆様(いらっしゃるのかどうかやや自信のないところではありますが)、ご挨拶が遅れましたことをお詫び申し上げます。今年はお詫び始まりです。また、年末に気を利かせて最終更新をしてくださったぐるちょ氏にもお礼申し上げます。彼には元日に地元の神社で出会いましたが、小林幸子の衣装が故障で失敗に終わった紅白も、SMAPの圧勝に終わった紅白も、時間が押しまくって後で絶対ディレクター達がミーティングをする羽目になったであろう終わり方をした紅白を見ることもなく、ましてやその後の情緒あふれる行く年来る年を見ることもなく、スノボでバキバキの身体を押して神社の宮守をしておられました、ご苦労様です。ですが、お屠蘇のおかわりを勧めるのは間違っていると思います。

このように書くと私が日本放送協会のファンのように思われかねないのですが、決してそうではありません。家族の年中行事なのです、とりあえず全員が集まって翌日のおせちの器に入りきらなかった料理や巻き寿司をつまみながら紅白を見るのは。ええ、典型的な日本の家族の年の越し方です。…違うんですか?

皆さんはどのように新年をお迎えになられましたか?去年を鑑み、今年の目標などお持ちになられましたでしょうか。私について言えば、研究が遅れている分去年よりも遥かに切羽詰まった気分のお正月であります。発表原稿提出まで後20日あまり。新年早々、地味にピンチであります。そんな中で今年一年を見通した目標など立てようもなく、ただただプリンタに年賀状を書かせつつGaussian(註1)のインプットファイルを作成しておりました。それでもどうにか年明け行事はきっちりと済ませはしました。初夢は「見た」という記憶以外ほとんど何も憶えていません。強いて言うならば「正月休暇が終わった夢」みたいな、超至近距離現実的な夢を見ていたようです。

このような感じで、勝負のさなか年が明けてしまった状況なのですが、よくよく考えれば時間が流れていることには去年も今年も年の境も関係なく、いろんな物事は止まることもなく不連続な変化をすることもなく続いているのですね。気持ちの問題です。要は、みんなで、同時に、気持ちを切り替えるチャンスを持とうって言う、そういう文化。この時期に気持ちを切り替えられたことについては、この文化に軽く感謝しても良いのかも知れません。ええ、地味にピンチな状況に代わりはありません。でも姿勢を正すことくらいはできそうです。

この一年も、去年と同じようにいろんな事が起こるでしょう、これはほぼ確定事項です。皆様それぞれの至近距離でも、それぞれにいろんな事が起こるでしょう。年明けというのは、そういったことがどんなことであれ起こると言うこと、そしてその時にどういう対処をするか、と言うことについて軽く思いをいたす良い機会だと言えるのではないでしょうか。それから、そういったいろいろな事に疲れたときにはこのサイトがある、と言うことも片隅に覚えておいてください。いつでも軽い現実逃避のタネを用意してお待ちしております。

それでは、今後ともNetatic People Networkをご贔屓くださいますよう。そして今年一年が皆様にとって良いものになりますように。

[ 敬称略 ]

註1.Gaussian:計算機化学の分野で広く使われているソフトウェア。計算によって分子の形、エネルギー、振動状態などを予測することができる。量子力学の理論に基づき、全てを原理原則から算出する非経験的方法と、ある程度実験で得られたデータをパラメータとして使用する半経験的方法に大別される。

* 2004/1/12 (月) 【 休日の過ごし方 】

休日があります。
コマンド?>失われた体力と精神力の回復に努める。

最近忙しくて週末はいつもこんな調子です。掃除とか、洗濯物とか、一週間分たまったものを一気に片付けて、かつ買い物をし、料理欲を満たし、必要とあらば研究のデータ処理をし…、と言う感じで、あまり体力と精神力の回復になっていないような気がするのもまた一面の事実です。

二連休があります。
コマンド?>積極的に休暇を楽しみたい(希望)。

11,12日と二連休でしたよね。こんな時はせっかくの二連休、どこかに出かけたり、あるいはじっくり趣味に走ったり、そんなことをしてリフレッシュしてみたいものです。そう、リフレッシュしましょう。そんなわけで、普段日曜日にする一週間分の家事も、ちょっと無理して土曜日にやってしまいましょう。

二連休一日目です。
コマンド?>…運転免許証の更新に行く。

…そう、こういうときにはきっちりと用事が入ってしまうものなのです。3年に一度の用事がピンポイントで入ってきたりするのです。そんなわけで、一路、故郷の免許センター(隣の県)へ。今回が初めての免許の更新です。

免許センター、3年ぶりです。もう3年も経ってしまったのですね。この3年間に一体どれだけ車を運転した事でしょう。思い返してようやく、自分がいわゆる『ペーパードライバー』であることに気付きました。免許の更新に行くのに電車とバスを乗り継ぐあたり、ペ−パーである揺るぎない証拠であったりするのですが。ですがまあ、個人的な見解を述べさせてもらえば、『京都みたいな街で車に乗ってるやつの気が知れん』のです。あれだけ公共交通機関が走っていて、歩行者がいっぱいいて、道が常に混んでいて、車を止める場所もないのに、何をどう考えたら車に乗る気になるのでしょうか。ストレスを溜める趣味でもあるんでしょうか、自虐的な。まあ若干の偏見が入っていますが、私はそう考える質です。元々、『車がなければ食料品の買い出しにも苦労する』ような状況に対応することを想定して免許を取得したというのですから、これは車に対するスタンスの違いであるとも言えましょう。

更新手続きは比較的スムーズに済みました。免許証の写真は案の定ヘンでした。そして何故ヘンな写真になるのかも解りました。テンポが速すぎるんです。準備が整う前の自然体な格好を写されてしまうんです。だからまだシャツがよれよれなんですってば、って言う暇もなく『ハイ次の人』なんです。ですがまあ、これで原因は分かりました。今度の更新の時にはきちんと準備ができた格好で写ることにしましょう。3年後です。…きっと忘れてて同じ事言うんだろうな、私は。

講義はいたって普通でした。チェックシートには、案の定『おまえの運転は優柔不断だから、迷ったらとりあえず譲っときなさい』と言われました。ビデオはやや作りが恥ずかしかったというか、演技がアレだと言うか。流石にその前の週に見た「The Last SAMURAI」とは比べるべくもありませんでした。泣けるシーンがありません、まあ当然ですが。

そんなこんなで連休一日目が過ぎました。連休二日目です。
コマンド?>新春箕面ツアーに行く。

2日目は研究室のメンバーで、同じ研究室の上回生の実家のある町に行きました。ぜひとも先輩の実家に御邪魔したかったのですが、昔の友達と遊ぶとかで観光案内どころか出迎えもしてくださいませんでした。仕方がないので箕面駅から一路山に入り、箕面大滝へ。
「何この鞄?」
「…カメラだ。」
デジカメ、携帯、一眼レフ。誰がどのカメラを持っていたかは、ご想像にお任せします。

滝は綺麗でした。本当は秋がシーズンで、見渡す限りのモミジに囲まれるそうです。新緑でも十分綺麗でしょう。でも今は冬です。枝だらけです。まあこれも一つの風情でしょうか。

その他、現地の話をいたしますと、中途半端な観光地らしく、ツッコミどころが満載でした。一見して要塞のような造りの箕面温泉、明らかに供給過剰な紅葉の天麩羅、怪しげな音を立てている旅館、単に立ち寄っただけだと言うのに銅像になっている野口英世、『祝、昆虫館、賀正』何を祝っているんだ昆虫館。まあお寺相手に二礼二拍手一礼したのは私の責任です。が、賽銭箱と鈴があったら普通そうするでしょうに。市街地は、何というかA列車でのシミュレーションそのもののような建物の建ち方でした。とりあえず駅を作って列車を走らせたらビルがにょきにょき生えてきた、みたいな。

とは言え箕面の皆さん、どうか怒らないでいただきたい。これは単に私が抱いた印象なのであって、世間一般の箕面に対する評価とは異なります。もちろん私は大いに楽しませていただきましたし、紅葉の天麩羅も行者蕎麦も頂きました。ありがとうございます。

そんなこんなで連休二日目も終わりました。普通の休日よりも回復できていません、…むしろ疲労が。
コマンド?>

[ 敬称略 ]

* 2004/1/20 (火) 【 現在の状況 】

曲で例えるならば:
広がる闇、さらなる闇
Mission to the Deep Space

場所で例えるならば:
ABYSS
セラフィックゲート
試練の洞窟

即座に曲と場所と私が置かれている状況が分かった方は、私と感性の方向がやや似ている可能性があります。

要は、特別研究(卒論のこと)も大詰めが近づいてきて、地味にピンチだって事です。木曜日には取りあえずここまでやったことを全てまとめて研究室内で中間報告をすることになっているのですが、まとまっている話が一つもありません。いや、それっぽいのはあるにはあるのですが、個人的にはそれは前振りっぽく扱いたかったのです。今や手持ちデータの核を成してしまっています。

取りあえずそれは研究室内の話なので、相応にツッコまれてツッコミから始まる議論の重要性を理解しておけば良いのですが (良くない) 、来週の火曜日には3月末にある年会 (註1) のための原稿を提出しなくてはならないのです。A4一枚です。侮ってはいけません、日本中の化学者の目に晒される学会デビュー原稿なのです。そんなわけで、ギリギリまでデータを集めつつ整理を並行させなければならない状況が続いています。実際にはデータの整理とレジュメ書きだけで沈没寸前です。

ちなみに、データと言っても、ほとんど他人のデータです。研究室としての流れの中で蓄積されている、先生方や先輩方のデータを引用し、整理し、そこに自分が測定したデータを重ね合わせ、議論を進める。データにエラーがあるかどうかも確かめにくく、やや危険です。実際に自分で合成と測定をやって確かめられればいいのですが、何しろ時間がありません。すいません、私の実験の腕が悪かったせいです、素で一月遅れました。新しく測定するものだけでもまだ幾らもあります。グラフ中にある規則を持って散らばるデータプロット、そしてその中で私のデータポイントはたった一つ…。データ整理をしていると、思わず感心してしまいます。感心している場合ではないのですよ、自分。

そんなわけで、地味にピンチなのです。そしてふと気付けばそのピンチを楽しむかのような自分。こんな話をしているあたりで明らかなのですが、やや良くない傾向です。まあ、一連の書き物が終わったらまとまった時間もできますし、そうすれば合成も測定もテンポよく進められることでしょう。その後しばらくしたら、今度は特別研究報告書の執筆が始まってしまいますし、ここは一つ、さっさと仕上げて実験に戻りましょう。そんなわけで、書き上がったレジュメの第一稿を持ち込んで、先生とミーティングです。

全面改訂の指示を受けました。そしてふと気付けばそのピンチを楽しむかのような自分。

次の曲:So Alone, Be Sollow - Rhythm Ver.

[ 敬称略 ]

註1) 正式には「日本化学会 第--回 春季年会」。要はそういう学会のメンバーが集まってそれぞれの研究の成果を発表する、年に一度の大発表会。日本の化学のあらゆる分野を網羅する規模のとてつもなく大きな学会なので、自ずと多くの人の目に触れるというか、多くの人の発表の中に埋もれるというか。

* 2004/1/26 (月) 【 その後の推移 】

さて、最近寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか、風邪などお召しになっていらっしゃいませんでしょうか。私は毎朝の坂登りで肺が凍てつきそうです。きつい坂です。コート着てたら今でも汗かきます。夏は脱水症状になるかと思うほど。かといって手袋を外したりすると素で手の感覚が無くなりそうです。キャンパスに設置されている温度計は0℃〜8℃の間を行ったり来たりしています。騙されてはいけません、この温度計、氷点下の表示ができないのです。夕方に雨が降って夜に冷え込んだりすると、道からキャンパスまでの階段一面に氷が張って危険きわまりありません。

そんなこんなで過ごした先週一週間。ひたすらデスクワークでした。ガラス器具を触ることも、あまつさえ白衣を着ることもありませんでした。実験系の研究室としてはありえない事態です。いや、私が、ですけど。

そして週末の中間発表では相応につっこまれ放題で、ツッコミから始まる議論の重要性を再認識せざるを得ませんでした。っていうか、予想していなかった方向から研究の根幹に関わるツッコミが。まあ、このテーマではよくされるツッコミなんだそうで、どう対処するのかと後で先輩に聞いたら「何とか受け流す」とのこと。なるほど、流石先輩。
…感心するようなことではないと思うのですが?自分。

その他にもやや説明が足りなかったり言葉が追いつかなかったりで到らないところ続々。教授に質問され、命中コースだが届かない受け答えをし、助教授が助け船を出す。数ターンこれが続くうちにいつの間にか私は蚊帳の外に。…流石先生、私ではとうてい及ばない知識と理解です。
…感心している場合ではないのですよ、自分。

で、それから後は年会の原稿をひたすら書き続ける日々。週末返上、全面改訂に次ぐ全面改訂を経て、ようやくそれっぽいものができました。全6稿、最後のやつにははじめの原稿の面影もありません。第3稿あたりで原稿が急激に胡散臭さを放ち始めたのですが、第5稿までに辛うじて解消されました。それにしても、先週末こそは休日らしくすごそうと思っていたのになぁ。というのは今年に入ってから3度目のセリフです。で、送信用にファイルを変換する段になって「指定外のフォントが使われている」とコンピュータに言われ、何処だよそれ、きっちりフォントはあわせてるよ、え?ひょっとして、ここ?改行印やんか、フォントもへったくれもないのに、気付くか、普通!?
…これで数時間。今日やろうと思っていた仕事がいくらか吹っ飛んでいきました、明日に。まあ、量子計算用のコンピュータにとってはつかの間の休息になったでしょうか。

さて、そんなこんなでどうにか原稿も上がり、後は明日提出すればいいだけ。久しぶりに実験ができます。楽しませていただきましょう。

「で、先生の名前って、この字であってますよね?」
「うん、違うよ。」
え゛!?、あ゛…、えーと。

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